【まちづくり助成金】企業向け講座終了、有意義な時間になりました。
7月22日、7月30日の二回行われました企業向け講座
人づくりからまちづくり「外国人労働者と日本語」が
無事に終了しましたことをご報告します。
多くの企業の方(経営されている方も現場で外国人労働者と仕事をしている方も)、学校関係者、そして市民の方にも参加頂きました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
桃山学院大学非常勤講師 宮本先生からは、外国人受け入れ政策の転換のお話や、新しい在留資格「特定技能」についてのお話、日本語能力試験のお話、外国人労働者が自国でどのような日本語教育を受けているのかなどスライドやビデオを使ってお話頂きました。
自国での教育、入国後の教育を受けても中々会得することが難しい日本語ですので、職場で受け入れたもののコミュニケーションが取れないとお悩みの職場も多いと聞きます。
宮本先生からのご提案として、やさしい日本語でみんなに伝わりやすい日本語を話そう!というお話がありました。外国人にとって早口で話される方言は難しいものです。仕事の現場ではなかなか意識が難しいとは思いますが、少しの思いやりで職場のコミュニケーションが上手くいくと思って実践して頂きたいですね。
やさしい日本語については今後のまちづくり助成金事業の講座において取り上げる予定です。
次に東大阪みらい日本語学校の富井代表よりお話頂きました。
富井さんからは日本語学校と地域の日本語教室の違い、日本語教師の資格について、企業が出来る日本語学習支援についてのお話がありました。
みらい日本語学校では企業に日本語教師を派遣する有料プログラムがあります。
もちろん私たちHONKで勉強することも日本語の向上に繋がります。
また企業の中で従業員同士で出来ることとしては、一緒にご飯を食べたり、朝礼でスピーチをしたり、交換日誌をしたりすると良いとお話しされました。
中々日本語が上達しないと怒るのではなくて、是非一緒に寄り添って下さい。彼ら、彼女たちの日本語に耳を傾けてあげて下さい。
最後に樋口理事より私たちHONKの紹介がありました。
なぜまちづくり助成金を使って講座を開くことになったのか、外国人労働者に私たちボランティアがしてあげられる事は何なのか、学習者にした聞き取り調査からわかった現状についてお話させて頂きました。私たちHONKの存在、現在HONKは完全ボランティアで運営していること、もっと行政との連携や、企業そして市民の理解とつながりを必要としていること…みなさんに興味を持って頂けたように思います。
講座終了後に行われた意見交換会では皆様の色々な立場からのご意見を頂きました。私たちの今後の活動に繋げていければと思います。
8月17日には市民向け講座
8月25日には交流会もございます。
今回参加された方にも、まだ足を運ばれたことが無い方にもお会い出来ることを楽しみにしています。
今後の講座もどうぞよろしくお願いします。
by honk_information
| 2019-08-04 19:23
| まちづくり